2022年11月7日(月) 八千代市市民会館

2023年1月15日に公演する、高学年から大人向けの人形劇「死神」についてのあれやこれやをお話してもらおうと、11月のサークル長連絡会にあわせて、人形劇団プークの代表であり、制作部長の石田伸子さんを八千代にお招きしました。

人形劇団プークは、創立93年目と大変歴史のある劇団です。

プーク(PUK)はエスペラント語の"LA PUPA KLUBO"から取ったもので、「人形クラブ」を意味するそうです。みんなが楽しく、平和で暮らしていける世の中であるようにという思いをこめたそうです。90年以上たった今でも、世界はまだまだ不安定で、複雑です。

驚いたことに、プークは子どものための人形劇として始まったのではないそうです。子どもだけでなく大人も(5才~88才が対象です!といっていた時期もあったとか)楽しめる作品を作り続けている、ということでした。

その中のひとつ、高学年~大人向け人形劇として、2016年に出来上がったのが落語が題材のこの「死神」という作品です。

人間のおもしろさと悲しさ、人生の紆余曲折をどうとらえるのかを高学年に感じてもらいたいと、左右非対称の独特の人形たちと、落語のテンポを取り入れた回る舞台(=盆(ボン)と言うそうです)、台詞は落語のように、それに合わせた音楽、照明が加わり、今までに観たことのない人形劇というより、舞台芸術となりました。

幸せに生きることは自分でどうしたいかを決められること。納得して生きていくことが大切だということ。その瞬間瞬間に幸せを感じられればいい。人間っておもしろい、やっぱり人間ていいな、と感じてもらいたい。そんな思いがあるそうです。

そして、この「死神」は、落語家によって様々な下げがあります。プークの「死神」ももちろんプークオリジナルの、人形劇だからできるラストを準備しています。

最後のオチまで観て、生と死をどんな風に思うのか、みんなで早く語り合いたいと思いました。

(鑑賞部 内藤)




交流会ではお話を伺った後、参加者からは次々に質問が寄せられました。

交流会の後は事務所に移動し、理事スタッフとプークファンの鑑賞部スタッフで、打ち合わせを兼ねて、石田さんの経歴や他作品のお話など、またまた興味深いお話をじっくり伺うことができました。(興味ある会員さんはぜひ鑑賞部へ入ってくださいね!)

子どもネット八千代では、ただ舞台を観るのではなく、プロと直接出会うことでより作品を楽しむ体験ができます♪会員になって親子で舞台鑑賞を楽しみませんか?

また、こちらの作品は大人だけでもお楽しみいただける作品です。あの人形劇団プークの作品を八千代で観ることができます!この機会をお見逃しなく!

<令和4年度
八千代市市民活動団体支援金交付対象事業>

人形劇団プーク
「死神」

■日時:2023年1月15日(日)
■開場:15:30
■開演:16:00(上演60分)
■会場:勝田台文化センター
      3階ホール(全席自由)
■参加費:3,000円(当日500円増)
 ※小学3年生以下は入場できません

▽詳細・お申し込みは下記へ