【制作スタッフ編】子どもの創造表現フェスティバル2024 ~ぼくたちの夢ステージ~

2024年11月24日(日) 八千代市市民会館大ホール <令和6年度八千代市市民文化祭>

「表フェス」を舞台裏で支えたのは、子ども制作スタッフです。八千代市内の小中学校に募集チラシを配布して公募し、子どもネット八千代会員を含む、小学5年生から高校1年生まで13人の子ども達が集まりました。

第1回の顔合わせでは、担当の係決めと出演チーム代表者との顔合わせを行いました。

第2回の制作スタッフ会議では、リスクマネジメント講座を行い、起こりうる事態を出し合って、その解決策を話し合いました。

そして、前日に大人スタッフから仕事内容を教わり、準備とリハーサル。
照明・音響は専門機材を使うため、プロである市民会館のスタッフからレクチャーを受けました。

この13人をまとめるのが「ブタカン」こと舞台監督。
出演チームの代表者には、依頼事項はすべて彼に指示するようお願いします。
 
みんな何しろ初めてでわからないことだらけ。
やがて自分で考え、積極的に行動し、声をかけ合って助け合うようになり、課題解決に向かう姿が印象的でした。


舞台監督

表フェスには何度も出演経験があるけれど、制作スタッフは未経験の高校1年生が挑戦しました。出演チームの要望を聞き、全体を見ながらインカムを使って音響や照明に指示を出すのも彼の仕事。ブタカン経験者の同級生たちのアドバイスを受けながら、チームをまとめました。連携や意思疎通が出来ていたのは、彼が皆の意見を受け入れる姿勢が良かったからだと高評価!

「大変だったけど楽しかった。失敗を引きずらないことは大事だと感じた。」

助監督

立ち位置の確認や舞台上の誘導や安全確認、必要な用具の出し入れなどを担当。小学5年生と高校1年生が務めました。人形劇の上演中は大道具の裏に隠れて演出を手伝ったり、幕間のクイズコーナーでは客席にマイクを渡しに行ったりも。

「大変だった」「楽しかった」

司会

影アナをはじめ、台本を見ながらチーム紹介や、演技後に出演者へのインタビュー、幕間のクイズを担当します。今回は高校1年生2人で、ベテランの余裕を感じました。アドリブも上手!楽しんでやっていました。

照明

音響室で舞台と客席の明かりを作ります。出演チームが「舞台調査票」に記入したオーダーの色を作り、打ち合わせしながらタイミングや位置を確認し、照明を当てます。中学1年生2人が担当。

「機械に触れたり、今までやったことがない、色を混ぜて違う色を作ったりするのが楽しかった。」
「舞台で踊ったり劇をやっている人を陰から支えることが出来て楽しかった。学校ではやり方がすごく決められていたけど、今回は自分達の自由に出来たし、失敗したり、わからないことがあっても誰かに責められたりもしないし、すぐ聞けたから気楽だった」

音響

舞台袖の操作盤で、「舞台調査票」を確認しながら、演技やステージの進行に合わせて音楽や効果音を流します。音源はCDだったりUSBだったりスマホだったり。真剣にメモを取り、タイミングを把握します。中学1年生と2年生が担当。

「音響器具がかっこよかったです。曲をかけるタイミングは難しかったけれど、楽しかったです」
「普段は扱えない機械を操作出来て、いい体験になりました」

誘導

ブタカンとコミュニケーションを取りながら、進行表に従い、出演者を控室から舞台裏に案内し静かに待機させます。小学5年生・中学2年生・高校生1年生が担当。

抽選会進行

たくさんの出演者・観覧者が見守る中で、景品が当たる抽選会の進行。音響の効果音と息を合わせながら進めます。当選者がその場にいなかったり、残りの景品の数を確認しつつ、臨機応変な対応が求められます。今回は、最初に引いたのが当の本人の抽選券!というハプニング(?笑)がありましたが、見事な連携で進行しました。

「だいたいのことを子ども達がやるってどうなんだろうと思っていたけど、先輩や後輩と協力したら思ったより完成度の高いものが出来てすごいなと思いました」
「なかなかこういうのをさせてくれないので貴重な体験だと思った」

 


今回の制作スタッフメンバーは、中高生が多かったこともあり、現場が落ち着いていて、仲良くやっていました。集まって相談しているシーンもよく見かけました。リスクマネジメントで話したことも役立ち、失敗してもカバーし合ったり励まし合ってそれぞれの仕事を終え、達成感を感じることが出来たようです。

最後の反省会ではさっそく、「来年は助監督をやって、その次はブタカンをやってみたい!」と意欲をのぞかせる子もいました。おつかれさまでした!
 
そしてお世話になった八千代市市民会館のスタッフの皆さん、ありがとうございました!


大ホールのホワイエには、子どもネット八千代の活動紹介コーナー、これから観たい鑑賞作品の投票コーナーを作りました。また、小学生サークルで制作した大看板がフォトスポットになり、にぎわっていました。


12月に再び制作スタッフが集まって、事務所で最後のまとめの会をしました。まとめの会もそこそこに、みんなで人生ゲームをしたり、うどんを食べたりして交流。また2025年の表フェスでぜひチャレンジしてね♪

【ステージ編】報告ブログ