
7月3日(日)勝田台文化センターにて劇団うりんこ「きみがしらないひみつの三人」を鑑賞しました。
きみが生まれた日にやって来る三人のともだち。アタマはかせ、ハートおばさん、いぶくろおじさん。彼らの働きを通じて自分自身はもちろん、家族や友だちひとりひとりが素晴らしく、大切な存在だと感じてくれたら。との願いが込められた、あらゆる世代の心に届く物語。演じる劇団うりんこは名古屋を拠点に長い歴史をもつ児童劇専門の劇団です。この作品が八千代で観られる待ちに待った日がやってきました!
看板はピーターパンサークル、トライアングルサークルの合作。1歳から大人までのメンバーが楽しんで関わってくれました。 塗り絵も鑑賞部メンバーによる手書きです。

会場は、平土間形式です。平らなステージ、敷物の客席で子ども達が自由に観劇する、数年前の子どもネット八千代ではお馴染みのスタイルですが、今回お久しぶりに復活。子どもたちはくつろいで、舞台をより身近に感じることができます。

挨拶係はぴょんぴょんサークル。はじめてのご挨拶、素敵に務めてくれました。サポートはそらまめサークル。みんな大きくなったぁ!と始まる前から感動できるのも会員特権でしょうか。

アタマはかせ、ハートおばさん、いぶくろおじさんの三人は、きみが泣いた日も笑った日も、恋をした日も、きみの中で働き続けます。きみの毎日を記録したり、涙でびしょびしょになった心を乾かしたり、栄養を届けたり。三人と一緒に会場の子ども達もドキドキ、ソワソワ、敷物からはみ出るほど前のめりになったり。この反応が本当に面白く、素敵なんです。

三人はどんな時もきみを応援している…ひみつだけどね。
優しい余韻の残る素敵な物語に、涙する大人も多かったようです。
終演後はJAMサークルからプレゼント。袋には三人それぞれのイラストが描かれています。 素晴らしい舞台をありがとうございました。

公演にあたっては、「7月3日はきみしら!」を合言葉に数か月前から様々な取り組みを行いました。街中ポスターキャンペーンには、会員さんはもちろん、子どもネットを応援してくださる多くの方にご協力いただき、ありがとうございました。5月に行ったワークショップでは、原作絵本をテーマにパステル画を制作、公演当日のロビーを華やかに飾りました。

鑑賞部では「舞台芸術の良さってなんだろう」という、感じているけど言葉にしづらいことを改めて考える勉強会も行いました。そこから得たキーワードはSNSでご紹介しましたが、改めて感じたことは、やっぱり体験してもらうのが一番だということ。まずは観て欲しい。仲間と繰り返し体験すると、楽しさは増大。もしかして、すごい効果もありそうだけど、「今」楽しんでくれたら充分だなということでした。
おかげさまで早々に満員御礼となった「きみしら」に残念ながら参加できなかった方には、今後の鑑賞会にぜひ参加いただきたいと思います。
本公演は、令和4年度八千代市市民活動団体支援金交付対象事業「親子で楽しむライブステージ~アートスタート2022~」最初の作品でした。7月20日まで届け出期間中となりますので、まだ届け出のお済でない方はご協力お願いいたします。詳しくはこちらから。
最後に嬉しい声がいっぱいのアンケートや後日談をご紹介します。
■ひみつの三人がぼくの中にいるならがんばってほしいです
■めっちゃおもしろかったです。ぜんぶおもしろかったです
■きみが女の子に恋しているところが一番すきだった
■やはり役者の熱量を直接感じられる生の舞台は良かったです!
■翌朝「いぶくろおじさんがお鍋広げてまってる~お腹すいた~」と起きてきました
ずっと心に残る一日となりますように。