2022年11月27日開催の「表フェス」に制作スタッフとして関わったのは、子どもネット八千代会員と一般募集で集まった小5~高2の13人の子ども達。

事前の全体での打ち合わせは1回、別途リスクマネジメントの研修も行いました。舞台監督と司会はその他にも大人スタッフと打ち合わせを行なって、前日の午後から一斉に準備スタート!

まずはお世話になる市民会館の職員さんにご挨拶。「照明」と「音響」のスタッフは、機器の使い方など技術的なことを教えてもらって翌日に臨みます。大人スタッフは、子ども達が自分で考えて行動できるように、特に本番はなるべく口を出さずに見守ります。

舞台監督

今回は中学2年生が大役を引き受けました。通称「ブタカン」は情報を集約し、全ての判断を行ない、各所に指示を出さなくてはいけません。

前日準備の時には、まだ何もわからない状態で、「ブタカン、ここはどうしますか?」「ブタカン、決めてください!」「ブタカン、指示を!」と言われ、大人が見てもこりゃ大変だな・・・と思っていたのです。

ところが当日になると、昨日とは別人!相手が子どもでも大人でも、しっかり発言して場を取り仕切っていました。

本人も「スタッフからの相談攻めにあい、対応に苦戦したが、うまくまとめられてよかった」と。「照明」「音響」スタッフとインカムを使ってのコミュニケーションがすごく楽しかったみたい(笑)

助監督

助監督は中学生2名。ステージに目印をつけたり、上手(かみて)下手(しもて)の出入りの確認、舞台裏での出演者の誘導やお手伝い、持ち込み用具やマイクの管理、安全管理、演目の間のクイズコーナーでは客席の回答者にマイクを向けたりのなんでも屋。ブタカンの手足となって活躍しました。

「いろいろな仕事の現場を体験できてよかった」「初めての仕事をたくさんできて楽しかった」

照明

照明は中学生1名・高校生1名。普段なら入れない照明室で、普通は触れない機器でプロのお仕事をさせてもらう特別な体験です!

前日準備の際、出演チームからもらった「舞台調査書」を元に、オーダーされた色(中には「明るい感じ」「元気な」というオーダーも)を作り、セットしていきます。

当日はステージと舞台調査書を照らし合わせながら、ブタカンの指示で、セットした色を出したり、暗転したり、司会にスポットライトを当てたりします。

「舞台監督と連携を取りながら舞台を作り上げていく工程がとても楽しかった」

音響

音響は中学生3名。音源CDをもらうのはなんと当日の午前中。3人で協力し合って仕事をしました。

音量はどれくらい?出演者の合図があってから音楽スタートなのか?音楽がスタートしてから演技が始まるのか?タイミングは重要です。意外に合わせるのが難しかったのは抽選会のドラムロールだったとか(笑)

「普段触れない機械を触り、緊張したけど楽しかった」「舞台監督などと協力することでだんだん簡単に楽しく仕事ができるようになり、仕事にやりがいを感じた」

司会

司会は小学生1名・中学生1名が担当。交代で、まずは台本を見ながら出演チームのチーム紹介。演技終了後に出演者数人にインタビュー。演目と演目の間の時間稼ぎのクイズの出題と進行。

インタビューとクイズでは、臨機応変に対応することが求められましたが、会場の反応がよかったこともあり、上手に進行し、楽しくやれたようです。

「緊張しないでできた。とても楽しかった」

誘導・抽選会進行

誘導・抽選会は小学生3名。誘導はロビーから舞台袖に出演者を案内し、出番まで静かにしていてもらいます。抽選会では、景品をアナウンスし、抽選券を引いて、当選者を舞台に呼び出し、景品を手渡すまでところまで、全部やります。誘導の案内ボードや抽選会の台本も自分たちで作りました。

「誘導はたくさん動き回るから疲れたけど、その分とっても楽しかった。」「早く中学生になって照明がやりたい!」という声も。

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実は用意するはずのクイズを用意していなかった!というハプニングがあり、すぐにみんなで協力して考え、対応しました。こんな出来事がチームをひとつにさせ、みんなの記憶に残るんですね(笑)

終了後の反省会では、みんなが口をそろえて「楽しかった!」「またやってみたい!」と言っていたのが印象的。活躍したブタカンの姿を見て、同級生が「オレ来年ブタカンやります!」と言ったのも嬉しい。

ご指導・ご協力いただきました八千代市市民会館の職員の皆さま、ありがとうございました!


ブタカンおつかれ!

年明け1月の「まとめの会」をもって全ての活動を終了しました。ぜひ来年も制作スタッフに挑戦してね!!

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ちなみに、当日配布のプログラムの表紙は高校生スタッフがデザインしてくれました↓

大看板は小学生の「KK(子ども会議)」の子ども達が作ってくれました。この日もロビーでお店屋さんをやったり、来場者にひとこと書いてもらうメッセージコーナーを作ったり、子どもネット八千代の紹介コーナーを飾り付けたりして、活動を楽しんでいました。


「表フェス」開催前には、J:COM TVから取材依頼があり、制作スタッフ3名、一輪車チーム「ナポリタン・ブロッサム」から2名と大人スタッフが「LIVE NEWS」に出演しました!!八千代緑が丘駅前からの生放送で、みんな堂々と質問に答え、アドリブもバッチリ。しっかり「表フェス」のPRをしてくれ、いい体験ができました。

また、担当スタッフが後援のFMふくろうさんのラジオ番組に出演し、「表フェス」について語りました。
長年、子どもの体験活動に関わってきたスタッフならではの、子どもとの関わり方などのトークに、パーソナリティのお二人も興味を持ってくださったようです。YouTubeでぜひ見て聴いてみてください。ゲストコーナーは00:36~頃です▼

主催:(特)子どもネット八千代/八千代市教育委員会
共催:公益財団法人八千代市地域振興財団
後援:FMふくろう
協力:八千代市