2023年10月6日(金) 八千代市市民会館第3会議室

2024年度鑑賞作品決定会議には、ゲストをお呼びしました。
 

11月に村上小学校で上演するオペレッタ劇団ともしび「トラの恩がえし」の、制作担当の山岸さんをお迎えし、作品の見どころや、制作秘話、作品に込めた想いなどを伺いました。


韓国でも上演したことがある前作の「金剛山(クムガンサン)のトラ」は30年以上上演し、全国を回ったそうです。当時、日本に韓国を見下している風潮があったこともあり、お隣の国を知ろう、広げていこうという思いから制作した作品でした。

そろそろ新作をとなり、手がけたのが「トラの恩がえし」。2016年から上演し、約7年半になります。

この作品は、「デバイジング方式」と言って、演出家を置かずに出演者が話し合いながら創作しているんですって。なので、毎回違った内容になっているのだとか!作品を届けながら、より進歩するためにいつでも発展途上の作品なんだそうです。
実際に、2度鑑賞したことがある会員からも、2回目がもっともっと良くなっていて、ブラボーでした!という感想も寄せられました。

そしてもともと体育館公演を考えて作られた作品で、ステージが近いので、観客の反応も大きいそうです。
 
学校公演では、先生から「輝いている大人を子ども達に見せられたのがよかった」という声もあったとか。


あらすじと見どころも教えてもらいました。
子ども達が大笑いする大どろぼうのシーンがとっても面白い!
アメ売りのシーンもおススメ。
お母さんと息子、トラがとっても心優しい。
心を結ぶラストシーンは、何度見てもいまだに泣きそうになるグッと来るシーンだそうです。


最後の大道芸のシーンも見逃せません。(当初は韓国の民族音楽のノウハウもなく、韓国の歌舞団に手伝ってもらい、そこから吸収していったのだそうです。)
 
チャング(長鼓)、カヤグム(伽耶琴)、ケンガリ(小型の銅鑼)、プク(太鼓)、ソグム(笛)などの民族楽器の音色も楽しみですね。
ボナまわし(皿まわし)、サンモやヨルトゥバル(長いヒモがついた帽子)まわしも子ども達、喜びそうです!


参加者からの質問にも答えていただきました!


 「カヤグム(伽耶琴)の練習方法やメンテナンスはどうしているのですか?」なんて、とてもマニアックな質問も!これには山岸さんもびっくりされていました(笑)

山岸さんに、子どもネット八千代の各地域が取り組んでいる「みんなで楽しむトラの恩がえし」の様子をお伝えしたところ、とっても喜んでくださいました!

18日に開催する「 韓国の伝承あそびを体験しよう」で使う折り紙で作った民族衣装をプレゼントして、みんトラくんと記念撮影。

劇団の方と交流してから鑑賞することで、より作品が深まります。子どもネット八千代ならではの体験です♪
お話を聞いて、長く愛され、練り上げられた「今」の「トラの恩がえし」を観るのがとても楽しみになりました。また、たくさんの方に観ていただきたいという思いを強くしました!

 

子どもネット八千代では、ただ舞台を観るのではなく、プロと直接出会うことで、より作品を楽しむ体験ができます♪会員になって親子で舞台鑑賞を楽しみませんか?

芸術の秋。
八千代市内の小学校という身近な場所で、家族やお友達と心を動かす体験をしよう!
 
また、こちらの作品は大人だけでもお楽しみいただける作品です。あの歌声喫茶ともしびのグループの劇団です。世代の方もいらっしゃるのでは?ぜひ足を運んでください!


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